空に優る景色は地面にしかない

あらゆる文章をとりあえず載せておくブログ

「求めゆくことそれ自体が色褪せる」

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 普通の日記を書く。久しぶりにGARNET CROWを聴いている。聴き込んでいたのは学生時代だからきっと学生の時を思い出せる。そんな期待を込めて聴いているけど、分析的なイメージしか湧き起こらなくて早々に諦めた。音楽はこんなに空っぽだったのかと思ってしまうほど今日の私は音楽を素直に聴くことができない。いや、歌詞の意味や聴いていた頃の記憶を思い出そうとしている聴き方の方がきっと「音楽を聴いていない」のであって、「この音チープだな」や「やっぱり自分のピッチ感覚は若干高めがデフォルトだな」などと思って聴いている今の方が「聴いている」のかもしれない。そんなことはどうでもいいんだ。今日はどうでもいい。

 

 友達のことを少し思っている。詳細を書くのは避けるけれど、その人の様子は最近大丈夫な感じがしない。内省ができる人だから勝手に成長するだろうし、発展していくのだと安心していたのだけれど、そうでもないんじゃないかという気がし始めている。ちょっと、いや大分心配だ。でも私にはどうすることもできない。ただ黙って話を聴いていることしかできない。過度の干渉はその人の生き方の否定になるだろうし、自分の考えが正しいとは思っていないので人を救おうなどと烏滸がましいことを考えてしまうわけでもない。ああ、どうしたらいいんだろう。

 

 他人のことはどうでもいいわけではないけれど、どうしようもない側面が大きいので自分のことを考える。3月に燃えるような恋をして、4月は関係性が少し安定してきたから生活を考えるゆとりもやや出てきたけど、それに伴ってさまざまな変化が起こった。計画表をつくっていたが、とりあえず白紙に戻した。軌道修正を試みている。

 年内にオンラインショップをオープンさせる計画は続行で、しかし「なるべく早く」ではなく、煩わしいダイエットを先にこなしてしまうことにした。つまり、仕事にしたいことよりも、健康になることの優先度を上げた。

 

 薬や加齢による代謝の低下によってかなり体重が増加していたので、これまでもゆるゆるダイエットを続けてはいたけれど、去年のデータを振り返ってみると、あまり成果が上がっていなかった。そこで負荷をもっと増やす必要があることに気づき、短期間で痩せた方が生活を運動時間に圧迫されることがないという利点もあるし、その他メリットも多いので集中的に頑張ってみることにした。とはいえ、調べてみると月3kgぐらいの減量が体には無理がないらしいのでそれを目安にしている(というか限界まで頑張っても、我が家の食生活ではそのぐらいの減量が限界だと感じた)。

 

 夏までは運動中心の生活をする。読書は時間的に余裕のある午前中などにする。夏以降は仕事にしたいビーズ刺繍を頑張る。並行して和声の勉強、作曲の勉強をする。オルゴールアレンジは息抜き程度に変更する。読書は夏以降もなるべく続ける。運動は健康に良いし、パフォーマンスを底上げしてくれる効果もあるので、毎日30分~1時間はする。余裕が出てきたら家事などももっとやれる量を増やす。

 

 きっと夏以降の課題になるけれど、本当に作業に集中できるようになりたい。ずっとその課題とは向き合っている。人に言っても信じてもらえないけれど、よく健常者から「自分も同じだよ」なんて言われるけれど、私は病気をしてから著しく集中力が低下している自覚がある。そもそもじっとしていることがつらい。カフェの滞在時間だって頑張っても30分くらいが限度だし、家でもよくうろうろしているし、集中できてもその後の疲労感がすごいので、気持ちを切り替えて次の活動をするのが困難でつらい。

 

 そんな中で試行錯誤している。ビーズ刺繍にもさまざまな工程があり、タスクがあるので、一日の間に単一の作業を何時間も続けるのでなく、いろいろな作業を並行してやった方が効率は良さそう。気分転換に勉強したり、運動したりをやれたらいいけど、まだ具体的なイメージがつかめないので、自分のベストな生活リズムをつくるまでは時間がかかりそう。

 

 なかなか集中できないとき、集中しようとしているときによく母から邪魔をされる。母は邪魔をしているつもりはないけれど、これがなかなか堪える。悪気がないのは分かっているので、なんとかイライラを抑える。イライラしてしまった自分に嫌悪感を募らせる。つらい。

 

 諸々の活動の話をしたときに「たかが趣味じゃん」と言われることがある。上手く説明できないけれど、私がやりたいことは全て創作に繋がっているので、どの活動もお気楽な娯楽ではない。あらゆる活動は集中力を養うためにある。苦痛に耐えられるように作業を通して訓練している。負荷のかかり方は作業内容によってさまざまだけど、その時その時で可能なことをできる限りたくさんやるようにしている。もちろん疲れて何もできないこともあるから、そういうときは真剣にだらだらしている。「神経質すぎる」と言われるかもしれないけれど、これまで1年の半分以上は鬱で動けなかったことを考えると、私には他の人よりも残された時間が少ない。それが分かっているから、なるべくマルチタスクをしないし、休むときは思いきり休むし、やるときは思いきりやりたい。

 ただストイックが過ぎて体を壊してしまったから、ストイックにはなりたくない。それに、一度きりの人生だから出会いも大切にしたい。作業ばかりやるのでなく、人とできるだけ長く話もしたいし、交流したい。触れ合いたい。創作はそのためにやっているところもある。他者の存在は私にとって大きい。

 

 とりとめのない内容になってしまった。他人が読んでも全く面白くはないけれど、自分の今の計画を書き出す必要があったので残しておく。