雨の降った記憶がないまま梅雨が明けてしまった。紫陽花に思いを馳せる暇もなく、温い風が容赦なく網戸にした窓から入ってくる。熱や日差しを遮断するために窓を閉め、カーテンを閉じても熱が侵入してくる。頼りない布はいとも簡単に熱の侵入を許してしまう。…
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